トップページ | 2010年8月 »

2010年7月

2010年7月21日 (水)

三島由紀夫の霊言 其の参

MicrosoftWordバージョンはコチラです

 3 若きサムライたちへのアドバイス

B- 武家思想の根幹とも言える精神を開陳いただき、ありがとうございます。
それでは、私たち一般の生活者にとって身近なテーマで質問します。
 生前の三島先生の八面六臂のご活躍には驚嘆しております。およそ二十年の
間に、あれだけの作品を制作しつつ、舞台、映画、政治など、様々な方面にも
活動の幅を広げておられました。
 もしかしたら三島先生は、一日二十四時間を、三十時間にも、四十時間にも
引き伸ばす魔術でも体得しておられるのではないかと、本気で信じてしまいそ
うになるほどです。
 三島先生は、なぜ、このような密度の濃い活動を行なうことができたのでし
ょうか?時間を有効に利用する秘訣のようなものを体得しておられたのでしょ
うか。よろしければぜひご教授ください。

三島由紀夫 生前にどこかにも書いたが、私は十代の頃には二十歳過ぎに夭逝
した天才を、二十代の頃には三十代ですさまじい仕事をした偉人を、それぞれ
目標として仕事をしてきた。それが多作と広い活動へつながったが、仕事をし
終えたという意識は全くない。書きたい事はまだ山のようにあった。
 君のように、私の熱心な読者なら、短編で示したモチーフの中に長編に展開
できる重要なテーマが示してあったのを見るだろう。私は書いた短編の数だけ、
少なくとも長編を書けたと思う。

続きを読む "三島由紀夫の霊言 其の参"

| | コメント (25)

2010年7月20日 (火)

三島由紀夫の霊言 其の弐

*続きです。質問に対する回答が抜け落ちていた箇所は、私の方で、
勝手に内容を作らせていただきました。
書籍化の際に行う編集作業のようなもの、ということで。
MicrosoftWordバージョンはコチラです


2 三島文学の本質に迫る

聖杯と剣 それでは次の質問者にいきましょう。

B- ありがとうございます。私、タムと申します。三島先生の作品に魅せられ、
是非とも先生の肉声に触れたいと強く願っていた次第です。このような有り難い
機会を与えてくださった聖杯と剣先生に、まずは感謝の意を述べたいと思います。
 では、世間の読者が考えるような視点から、お尋ねし難い内容もありますが、
あえて、色々と質問させてください。
 現在東京都知事となった石原慎太郎氏は、一九九一年刊の『三島由紀夫の日蝕』
という本で、三島先生の運動神経の欠如について「これでもかこれでもか!」と
いうくらいに暴露しています。いわゆる運動オンチだったというのは事実なので
しょうか?
 また、仮に、運動が不得意だったとすれば、運動神経が発達するであろう幼少
のころに、祖母に監視されて、外で身体を動かして遊ぶ事ができなかったことが
一因となっているかもしれません。今、そのようなことをした祖母についてどの
ように考えておられますでしょうか?

 私にとっての肉体鍛錬は思想鍛錬と同義

三島由紀夫 そうか、石原君が東京都知事か。皮肉なものだな。
 では、質問に答える。私が青年期に惰弱な文弱の徒であった事は、私自身述べ
た記憶があるし、運動神経に難があった事も告白している。そういう、私の個人
ヒストリイを、石原君がやたらと持ち出しているのは、石原君自身に運動に対す
るコンプレックスがあるからだよ。
 私は肉体を改造しようという一大決心のもと、剣道とボディビルに入れ込み、
ボクシングも少しかじった。
 それを傍から見て、運動音痴の冷や水と呼ぶのは勝手だが、私にとって肉体を
鍛えるとは、つとめて思想的な行為でもあった。
 石原君は、本人にマッチョ主義があるからか、私の思想的な肉体鍛練に否定的
なのだろう。
 彼は結局人生で何一つできない男だよ。文学者としても政治家としてもね。

続きを読む "三島由紀夫の霊言 其の弐"

| | コメント (41)

2010年7月19日 (月)

三島由紀夫の霊言

「聖杯と剣」さんの文章をベースとした、あくまで創作、パロディです。本気にしないでね。
一部私のガセネタも入っているので(三島霊の前世とか)、
ユーモアの分かる方限定でお願いします。

ちなみに、MicrosoftWordバージョンはこちら
 
 
 
三島由紀夫(一九二五-一九七〇) *ウィキペディア参照
小説家・劇作家。戦後日本文学を代表する作家の一人である。晩年には民兵組織
「楯の会」を作り右翼的な政治活動に傾倒、日本の新右翼・民族派に多大な影響
を及ぼした。代表作は小説に『仮面の告白』『禁色』『潮騒』『金閣寺』『鏡子
の家』『午後の曳航』『豊饒の海』四部作など。戯曲に『サド侯爵夫人』『わが
友ヒットラー』『近代能楽集』などがある。人工性・構築性にあふれる唯美的な
作風が特徴。一九七〇年一一月二五日、楯の会会長として、自衛隊市ヶ谷駐屯地
(現:防衛省本庁)にて、クーデターを促し失敗。割腹自殺を遂げる。

質問者
A(旅人)
B(タム)

1 三島由紀夫の見た現代日本

聖杯と剣 聖杯教団では、様々な論説を展開しておりますが、今回は戦後日本の
思想を語る上で避けて通ることの出来ない、三島由紀夫霊に御降臨頂く予定です。
現在どのようなお考えをお持ちであるか、伺ってみたいと思います。

 (約三十秒間の沈黙)

続きを読む "三島由紀夫の霊言"

| | コメント (667)

2010年7月16日 (金)

旅人の中間報告

以前書いてきた音楽ブログも解消し、

今日から新たなテーマで、考察を再開します。

実りあるものにしたいと思う。

| | コメント (16)

トップページ | 2010年8月 »